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横浜つづきクリニック
-内視鏡内科 心療内科 内科-
2020年03月11日
クリニック
もう何年も前のことになりますが、開業して患者様との距離が近い「町医者」を目指すことに決めた私は、長年勤めていた都内の病院を非常勤として頂き、内視鏡のスキルアップと内科外来診療のスキルアップを目的として複数のクリニックに勤めることにしました。
勤務先を紹介してくれるサイトに登録したわけですが、あるユニークなクリニックを紹介されました。
そこの院長は内視鏡の達人であるばかりでなく、開業を目指す意思を支援することを積極的に行っているというのです。
開業応援塾というセミナーの塾長だったのです。
家から遠い勤務地ではありましたが、興味を覚えて面接に行きました。
内視鏡の実技テストもあったわけですが、丁寧に行ったことが院長の意に沿い、面接に合格してそのクリニックで勤務することが決まりました。
その時にその院長に、「開業を考えているのであれば心療内科は必要だよ」と言われ、外科医である私が心療内科を始めることになりました。
そうして心療内科と出会ったのですが、心療内科と出会った私がどのように変化していったかは、また別の機会にお話ししたいと思います。
そこで勤務を続けていて、内視鏡や一般内科、心療内科にいくらかの自信がついたころ、その院長にとあるクリニックの院長をやってみないかと言われたのです。
その時は急に何の話をしているのかと思って聞いていたのですが、そのクリニックは私の家のすぐそばで、私の父の開業するクリニックの目と鼻の先にありました。
すぐに返事はしなかったのですが、考えれば考えるほど運命的なものを感じるようになり、クリニックの院長を引き受けました。
その日から「横浜つづき内科クリニック」開業に向け、その院長と密に話し合いを重ねて準備を進めていったのですが、私には開業にあたり一つ心配なことがありました。
「リーダーシップ」です。
患者様に親切にしたり、まじめに働いたり、あるいは医師としての技術的なことには自信もありました。
しかしその時圧倒的に自分に不足しているものが「リーダーシップ」だと思っていたのです。
そこでその院長に「リーダーシップ」を自分が持っているとは思えない。
それが一番の心配事ですと相談したところ、「先生にリーダーシップがないとは思わないよ」と言って一冊の本を渡されたのです。
サイモン・シネックのリーダーシップについて書かれた本でした。
その本は私を救ってくれました。そしてたくさんのことに気がつきました。
その本を読むまで私は、リーダーシップとはとにかく頼りがいがあって、人々をぐいぐいと引っ張っていく人と理解していました。
しかしそれは間違いであることがわかりました。
私にもかつてリーダーを務めた時がありました。大学病院で働いていた時のことです。
大学病院では病棟の入院患者さんをA、B、C班の3つのチームに分かれて担当し、病棟勤務の仕上げとして各班のチーフを任されます。
それまでは自分の担当の患者さんを主に診ていけばよいのですが、チーフはチームで受け持つ患者様の全員を診て、さらに全員の治療方針も決めていかなければなりません。
チーフを行うにあたり、先輩から「とにかくこの1年は忙しいし、ストレスフルだから覚悟しておくように」と言われていました。
覚悟を決めてチーフの業務を1年行った訳ですが、その1年はあっという間に過ぎ、その1年はつらいどころか楽しくて、充実していたのです。
楽しかっただけではなく、私がチーフを務めたチームで受け持った患者様は大きなトラブルもなく早く退院できるため回転も速く、3つのチームの中で最も多くの患者様たちを診ていくことができたのです。
その時は優秀なチーム員で助かったと思っていました。
しかし、サイモン・シネックの本を読んで気づいたのです。
私は楽しんで仕事をしていました。
そしてチーム員が大好きでいつも一緒にいました。
そして彼らを心から信頼して感謝していました。
だから何かあれば全力で守りました。
これがよかったのです。
サイモン・シネックは言います。
「リーダーシップとは仲間を信頼し、お互いに助け合い、仲間を守り、自分のwhyを、そして喜びを仲間と共有していくものである」と。
そうです。
図らずも私はその時リーダーシップを発揮していたのです。
これなら私にもできると思い、自信が持てるようになったのです。
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