横浜つづきクリニック

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クリニックブログ

大腸内視鏡と私

2020年02月27日

大腸カメラ

小学生の頃、テレビで「ミクロの決死圏」という映画を見て強く影響を受けました。

ある科学者の命を救うためにミクロ化した医療チームが潜航艇に乗って体内に入り、内部から治療するというSFです。

私が医者を志すきっかけの一つになったわけですが、医学部の学生時代に実習で内視鏡を見学したときに内視鏡画像をモニターで見て、これは「ミクロの決死圏」の世界だ!と感動したことを今も覚えています。

その時に「医者になったら内視鏡をやろう」と心に決めました。

 

最初は胃カメラからです。

内視鏡を初めて2年近くたってはじめて大腸内視鏡に触れさせてもらえるようになりました。

病棟の仕事を終えた夜に、大腸内視鏡の練習用のキット(シリコンで大腸を模して作ってある模型)を繰り返し行い、それができるようになったら上司と一緒に患者様に行うようになり、少しずつ腕を磨いていきました。

大腸内視鏡は難しく、習得が困難です。

施術者による技術の差が大きく出る検査で、未熟なものに検査をされると激しい痛みが出ます。

当時はとにかく上手くなりたくて、上級者の技をひたすら見学して、数もこなしていき、一万件を超えるころにはどうにか自信もついてきました。

 

でもそのころはまだ、上手=速い と思っていました。

トータル(直腸から始まり盲腸の終点まで到達すること)が2分でできたと自慢していました。

天狗になっていたころに「無送気法」に出会いました。

それまでのスピード重視の内視鏡の挿入法を捨てて、「痛くない」事をとことん追求している医師たちが日本にはいたのです。

これは素晴らしい挿入法でした。この「無送気法」の本を読み、DVDをみて、実際に達人と呼ばれる医師のいるクリニックに勤務して教わったりして、すこしずつ身に着けていきました。

この「無送気法」はとてつもない高度なテクニックが必要となるため、週に5日、3か所の病院で内視鏡を行っても体得するには3年以上かかりました。

この「無送気法」で行うと、痛くないので受けた患者様が驚きます。

過去に痛い思いをされた方はなおさらです。

楽にできた患者様は笑顔で帰宅していきます。

この笑顔が本当にうれしくて苦労してでも、多少時間がかかっても、この挿入法にこだわってきたことが間違っていなかったと思えます。

 

大腸癌は多い疾患で、発症率、死亡率ともに男女合わせるとワースト1です。

その多くはポリープから癌にゆっくりと進行していくため、内視鏡の検査をしていれば癌になる前に簡単に切除できるのです。

 

大腸内視鏡は予防的に非常に重要な検査です。

内視鏡を数年前に行っていれば助かったのにという患者様をたくさん見てきました。

楽にできればたくさんの方に検査を受けてもらえる。

そうすれば大腸癌はもっともっと減るはずです。

 

より多くの方に大腸内視鏡を受けていただき、大腸がんを減少させていくことが我々内視鏡医(エンドスコピスト)の使命です。

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