映画

読書と並んで僕が好きな文科系のものは映画鑑賞です。

初めて映画を見たのは小学生の時で、ブルースリーの死亡遊戯でした。

スターウォーズの帝国の逆襲も同時期に観ました。

映画にはまりだしたのは中学生のころ。当時雑誌の「ロードショー」を定期購読して読んでいました。

（定期購読って今でもあるのでしょうか？）

部活のない日曜日はいつも映画を観にいっていました。

当時僕は埼玉県に住んでいたので、最もよく行ったのは池袋の映画館です。

今はもうとっくに無くなってしまいましたが、池袋劇場や文芸座に何度も足を運びました。

そのころ邦画は同時上映と言って、２本立てのものがほとんどでした。

洋画でも、例えばジャッキーチェン大会とか、エイリアン特集とか、ゴッドファーザーデイなどと言って、１本の料金で数本見られることも多かったのです。

少し古い映画になると、300円から400円くらいで3本立てなんかもよくやっていました。

ジャッキーチェン大会の時は「蛇拳」「酔拳」「笑拳」の3本立てで、当時ジャッキーチェンはものすごい人気がありましたから、３本とも立ち見でした。

若いから体力もあったのですね。

エイリアン特集はエイリアンの１，２，３の３本立て。これは座ってみた覚えがあります。

帰りにエイリアンのフィギュアを買いました。

プラカラーで色を塗ろうとしたのですが、うまくいかなくて途中でやめてしまい、途中まで塗ったフィギアが今も実家に残っています。

ゴッドファーザーも１、２、３でしたが、１本が３時間以上の映画ですから３本見たら10時間弱です。

朝映画館に入って夜出てくるわけです。

好きじゃなきゃ耐えられませんね。

当時DVDはもちろん、うちにはビデオもありませんでしたから、家でテレビで観られる映画は限られていた（月曜ロードショー、水曜ロードショー（後の金曜ロードショー）、土曜ゴールデン洋画劇場、日曜洋画劇場の4つを楽しみにしていました）ので、「ぴあ」を片手に映画館に通っていたわけです。

今みたいにスマホで映画の時刻を確認することはできませんでしたから、「ぴあ」で何の映画をどこでやっているのか、何時からやっているのかを確認するのです。

ふらっと映画館街に行って、時間に合わせてみたい映画を決めるなんてこともよくありました。

映画館のはしごもよくしました。同じ映画を2回続けて観ることも多かったですね。

当時は入れ替え制ではなかったですから。

土曜日はオールナイトなので、夜に映画館に入って、朝までに3回くらい映画を観て過ごすことも結構ありました。

高校生の時だったと思いますが、映画館に観に行った映画を、ノートに番号を振って書き出していたことがあって、その年は年間46本だったのを覚えています。

平均してほぼ毎週観に行っていたことになります。

あきれる映画バカですね。

当時は映画代も安かったですから。

今思えばそのノート、取っておけば良かったですね。

どんな映画を観に行っていたのか。

これはもう、本と一緒で一貫性がありません。

ジャンルを問わず観たいものを観ていました。

どうしても当時は洋画が中心でしたけど、邦画も全体の10％くらいは観ていたと思います。

２本立てでしたし。

学生の時ですから、アクションやコメディーが多かったのですが、社会派の映画も結構観に行っていました。

好きな俳優や監督で観に行くことも多かったです。

当時定期購読していた「ロードショー」にスター名鑑が付録でついていて、俳優の生年月日や身長、出身や生い立ちなどが載っていて、熟読していたのでかなり俳優に詳しかったです。

シルベスタースタトーンは何歳で、身長が何㎝で（スタローンは確か胸囲やウェストのサイズも載っていた気がします）結構小さいとか、ゴールディー・ホーンやメリル・ストリープの年齢とか。

（２人とも実年齢より10歳以上若く見えましたね）

僕が詳しいことは友達もみんな知っていましたから、良く聞かれました。

「トム・クルーズって身長何センチ？」とか、「マイケル・J・フォックスってバック・トゥ・ザ・フューチャーの時何歳？」とか。

ちなみにBTFのときマイケルは24歳で高校生役を演じていました。

トム・クルーズは170㎝しかありません。

観た映画の話をし始めてしまうと長くなってしまいますので、それはまた別の機会に。

しかし映画観られなくなりました。

ここ数年で映画館に観に行った映画は小学1年生の息子と一緒ですから、

ドラえもんか、ポケモンか、名探偵コナンです。

まあ、どれも楽しんで観られましたけど。