ジャズ　音楽鑑賞

読書、映画鑑賞ときたら、今度は音楽鑑賞です。

音楽は大好きで、やはりなくてはならないものの一つです。

長年車で通勤していますが、車の中ではいつも音楽を聴いています。

でもそれほどいろいろと詳しいわけではなく、好きなものを聴いているといった感じです。

ちなみに最近よく聴いているのは米須玄師です。

大学時代、ジャズにはまり、時間があればヘッドホンでジャズを聴いていました。

好きになったきっかけは腕時計で、Verveというノーマン・グランツが創設したレコードレーベルがあるのですが、VerveレーベルのCDを20枚購入して、マークを特製はがきに貼って郵送すると、Verveのロゴの入った腕時計がもれなくもらえるというキャンペーンをしていたのです。

数か月かけて20枚CDを買って、腕時計をもらったわけですが、その20枚のCDを繰り返し聞くうちにジャズが大好きになってしまったわけです。そしてそのあともジャズのCD（特にVerveのものが多かったです）を買い続けてしまうわけですから、まんまとVerveの策略に乗った感じです。

最初に買ったCDはデューク・エリントンのビッグバンドものの古いアルバムでした。

なんのアルバムだったかも覚えていませんが、バンドメンバーにジョニー・ホッジスがいてアルトサックスを演奏していて、これがしびれた。

そのサックスの声が胸に心地よく響いて、温かい気持ちになれました。

サックスの音が琴線に触れたので、サックス奏者のCDをその後買い始めました。

ジャズの場合サックスはテナーが多いのですがジョニー・ホッジスがアルトだったので、次に買ったのがアルトサックスの巨匠、チャーリー・パーカーです。

ホッジスのようにゆったりと演奏するのではなく、ものすごい早吹きです。

これも気に入ってモダンジャズのCDを数枚買いました。

ホッジスはそれほどメジャーではないので、CD屋さんに行ってもなかなか置いてなく、デューク・エリントンのCDに出演していることが多いためにエリントンを結構買いました。

するとピアノも好きになり、オスカー・ピーターソン、ビル・エバンス、セロニアス・モンク等を集め始めます。

その後サックスに立ち返って、テナーサックスも聴くようになり、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーンのCDを買いました。

ロリンズは最初に「SAXPHONE COLOSSUS」を買ったのですが、これがものすごくよくって、その後ロリンズのCDを集めました。

「ジャズに恋して」というアルバムがあって、これもお気に入りでよく聴きました。

サックスの音色は本当に個性がでて、ホッジスやパーカーやロリンズなどは知らない曲を演奏していてもすぐに誰が吹いているのかわかります。

歌声みたいなものですね。

歌声といえば、ボーカルもいくらか聴きましたが、数人です。

ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、ナット・キング・コールなど。

サッチモとエラの「エラ＆ルイ」は好きでしたね。

陽気なトランぺッター、サッチモ。

歌声もトランペットの声も恐ろしいほど個性的で、何を歌ってもジャズになってしまうからすごい。

そしてジャズを聴いていると、やはりジャズをやってみたくなるものです。

ピアノは妹のエレクトーンがあったので、それを使って、何曲か練習しました。

もちろん簡単な曲のみです。

「聖者の行進」とか。

ピアノは代わりがあったから良いのですが、サックスがどうしても欲しくなってしまったわけです。

マクドナルドの夜間清掃員のバイトを始めてお金を貯め、アルトサックスを買いました。

実際に手にしてみると、本当にきれいな楽器で嬉しかったのですが、当然難しく、そう簡単には演奏できませんでした。柔らかめのリードを買って何とか音を出して、数曲演奏の練習をしましたが、いつあきらめたのか覚えていません。

せいぜい10曲くらいしか吹けるようになりませんでした。

もちろん人に聴かせられるレベルではありません。

今ではドレミファソラシドも吹けないと思います。

ちなみに大学の時に買ったアルトサックスは実家に置きっぱなしにしていたら妹が持ち帰りました。

あの頃はあんなに夢中になってCDを買い集め、何度も何度も擦り切れるほど聞いたりしていましたが、今はiPhoneにいくらでもダウンロードしていつでも聴ける時代です。

ダウンロードだけして一度も聴いていなかったり、数回聴いただけでそこにあることも忘れてしまっている曲も多いです。

便利だけど、なんとなく寂しい気もしますね。