ビートルズ

さて、音楽シリーズの第2弾です。

前にも書きましたが、今よく聴いているのは米須玄師です。

もっとよく聴いているアーティストもいますが、ここで名前を書いてもきっと皆さんが知らないアーティストです。

まだ店頭にCDは並んでいないので。ライブに行くか、オフィシャルサイトからしかCDは買えません。

年に数回くらいですがライブを聴きに行っています、ライブ会場も広いところではないので、しっかりと表情の見える位置でしっとりと歌を聴くことができ、まあ、今はそんな感じの音楽生活です。

以前ジャズのCDを集めている話を書きましたが、同時期に集めていたCDにビートルズがあります。

集めていたといっても出されているアルバムはそれほど多くないので、全部持っていてもそれほどの数にはなりません。

集め終わったのは医者になって車を買ったばかりの頃でした。

最初に買った車がローバーのミニクーパーで、もちろん今のミニではなく、あの本当に小さい方のミニです。

色はやはりモスグリーンでした。

パワーステアリングもパワーウィンドーもついていない車で、当時は車で音楽を聴くのはカセットテープでした。

CDラジカセというものが、そのころの音楽機器の主流で、主にCDを聴くためと、CDをテープカセットに録音するためのものでした。

ミニクーパーは当時イギリスの車でしたから、車の中で聞く音楽はビートルズが似合うような気がして、ビートルズのCDをテープに録音していきました。

ビートルズの曲は主にジョン・レノンとポール・マッカートニーが作っていたわけですが、作詞作曲の部分にはLennon and MacCartneyと書かれていて、どちらが作った曲かが分かりません。

基本的に曲を作った本人がリードボーカルを務めますので、曲を聴けばどちらの曲なのかが分かります。

ミニクーパーに乗せるカセットを作るのにA面をレノンの曲、B面をマッカートニーの曲と決めて録音していきました。

A面、B面と聞いても今の若い人にはわからないかもしれませんね。

そうやって曲を並べていくと、知名度の高い曲はマッカートニーの曲が多い気がします。

「Let it be」、「Yesterday」、「Penny Lane」、「Michelle」、「Hey Jude」、「Eleanor Rigby」などはマッカートニーの曲です。

みんな名曲でビートルズをよく知らない人でも聴けば知っている曲だと思います。

でも僕の好きな曲はレノンの曲が多いです。

「Norwegian Wood」、「In my Life」、「Girl」、「All you need is Love」など。

マッカートニーの曲は全般的にきれいで、何ていうか正統派のビートルズっていう感じで、それに対してレノンの曲は何だが頭に降ってきたのをそのまま曲にしたような、そして異端なイメージがあります。

あくまでも僕の主観ですが、歌詞もシュールですし……

これらのジョンとポールの曲をそれぞれ15曲くらいずつA面とB面に録音してオリジナルのアルバムを作ったわけです。

当時は１曲ずつ録音していくのでかなり時間と手間がかかります。

今はプレイリストで簡単に作れてしまいますが、当時は何時間もかけてお気に入りのテープを作って車に乗せていたわけです。

そして何度も何度も繰り返し聴きましたし、何度も聴いていたので歌詞を覚えてしまったくらいです。

子供たちの子守歌によく歌いましたが、子供たちが大きくなってから覚えているか聞いてみましたけど、全く覚えていなかったですね。

声もレノンの声が好きで、最近またダウンロードして聴いていますが、今聴くと懐かしい感じが強いですね。

カセットテープで聴いていた時と比べて断然に音が良く、テープは聴けば聞くほど音が悪くなりますからね。

久しぶりに聴いても歌詞はなんとなく覚えているものです、思わず口ずさんでいる自分がいます。

当時ギターをへたくそだけど弾いていたことがあって、ビートルズの曲をよく弾きました。

ピアノでも「Michelle」や「In my Life」などを弾いていましたね。

これは楽譜をみて少しずつ練習して弾けるようになったのですが、あんなに繰り返して暗譜して弾いたのに、今は全く弾けません。

でも楽譜を見ると本当にレノンとマッカートニーはすごいなあと実感できます。

ビートルズが来日したのは1966年で、僕の生まれる前です。

50年以上前に来日してライブを行ったポール・マッカートニーが、今も歌っているのだからすごいですよね。

ちなみに僕の結婚式の時に流した曲は全部ビートルズの曲でした。

あれからもう20年経っているのかと思うと、月日の流れるのは本当に早いものですね。