横浜つづきクリニック

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クリニックブログ

胃カメラのはなし

2020年07月12日

胃カメラ

私が内視鏡検査を大事にしていることは今までのブログを読んでくださっている方はご存じだと思います。

私が行っている内視鏡は、胃内視鏡(胃カメラ)と大腸内視鏡(大腸カメラ)になります。
この2つは、もう長いこと毎日のように使ってきました。

先日大腸内視鏡については話をしたので、今回は胃カメラについてお話をしていきたいと思います。

私が胃カメラを始めたのは研修医のころなので、30年近く前になります。
そのころになってやっと大学の内視鏡がすべて電子スコープ(モニターに画像が映るものです。それまでは胃カメラに片目を当てて覗きながら検査をしていたのです。)に置き換わった頃でした。
スコープはまだ太く、画像もひどく荒いものでした。それでもモニターで画像が見られることにみんな感動したものです。

操作性も今の内視鏡ほどよくなく、しかも太い内視鏡で喉元を通るのは、かなりの技術を要しました。
当時は鎮静剤を強く使うこともなかったので、苦しいのが前提で、いかに苦しさを軽減できるかに、内視鏡医の技術の差が出ていたわけです。

その後、画像はどんどんきれいになり、スコープも少しずつ細いものに変わっていきました。

当院で使用するスコープは今ある胃カメラの中でも最も細いものです。
画像も一番きれいなものをそろえました。
(すぐにまた新しいスコープがまた発売されるのでしょうが…)

もちろんスコープが細ければ楽というわけではありません。
いくら細くても乱暴に喉元を通過したら苦しい思いをさせてしまいます。

喉元が開くように誘導し、どこにもつかえることなく、「するっ」と喉を通過する必要があります。

内視鏡室に入っていただいたら、まずは胃内の泡を消すための薬の入った水を飲んでもらいます。
その後横になって喉の麻酔です。
喉の麻酔はスプレーを用いて行います。
この麻酔のスプレーだけで、のどはかなりマヒして痛くなくなりますし、嘔吐反射(おえっとなってしまう反射のことです)もほとんど起こらなくなります。

そしてリラックスしていただきます。
緊張をとるのは私たちの得意技です。
体の力を抜いたほうが楽にできますので、声をかけて緊張を除いていきます。

ここで軽いお注射をします。
本当に軽い注射で検査は十分楽にできます。
(ご希望の方は少し強めに鎮静剤を使用して、寝ている間に検査を行うこともできます)注射をして内視鏡を行う姿勢(左を下にして横になってもらいます。)をとったところで、私が声をかけていきます。
私の声を聴いてゆっくりと呼吸を繰り返しているうちに緊張感は取れていき、体の力が抜けていきます。
その状態で繊細に、丁寧にスコープを挿入していきます。
ほとんどの方はわからないうちに喉元をスコープが通過してしまいます。

検査中も私の声を聞いていてもらいます。
検査中に安心感があれば、ずっと楽に受けられるからです。
私の声は聞き流してくれればそれでいいのです。安心感を持って検査を終了できれば、体調も良くなります。

検査が終了したら、少しの間お休みしていただきます。
鎮静剤は少量で検査ができるため、少し休めば説明が聞けるようになります。
診察室で内視鏡の時に撮影した写真をモニターで見ながら結果説明をします。

検査結果はできる限りわかりやすく説明します。
この時に分からないことや体調のことで質問がありましたらお聞きします。
胃カメラの所見や体調に対してお薬が必要であれば処方も致します。

内視鏡検査中にピロリ菌の検査を行った人は、この時にピロリ菌検査の結果も出ていますので説明します。
ピロリ菌に感染しているのであれば、ピロリ菌を退治するためのお薬を処方します。

検査終了して帰る時点では、しっかりと安心感を持ってお帰りいただけるようにします。
検査も楽にできて、しっかりと結果にも納得できて、ああ今日は検査受けてよかったと思っていただけるようにしていきたいと思っています。

胃カメラは大切な検査ですし、楽に受けることのできる検査です。
バリウムの検査よりずっと楽に受けることができます。

そしてピロリ菌は胃がんの原因となります。
ピロリ菌は退治できるので、退治することによってがんになる可能性を極端に下げることができます。

みなさん、楽に検査を受けて、胃がんを予防して安心しましょう。

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