横浜つづきクリニック

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クリニックブログ

大切なお子さんに安定した自己肯定感を

2020年06月23日

心療内科

「自己肯定感」という言葉は、今までもずいぶん登場しています。

「自分は自分でいいんだ」という気持ちで、ありのままの自分を、そのまま受け入れることであり、良いところも悪いところも全部含めて、「ありのままの自分でいいんだ」という気持ちです。

なぜ何度もこの言葉が、私のブログに登場してくるのかというと、この「自己肯定感」が心や行動の基本、土台であり、非常に大切だからです。そして心療内科の外来をしていると、この「自己肯定感」を強く持てている方が非常に少ないからです。

安定した「自己肯定感」を育むために、赤ちゃんから思春期の頃までの期間は非常に重要です。
この時期に安定した自己肯定感が持てずに成長していくと、常に生きづらさを感じていたり、思うように障壁が乗り越えられなかったりすることが多くなるのです。

例えば何か失敗をした時に、安定した自己肯定感を持っている人であれば、失敗は失敗と認めたうえで、なぜ失敗したかを冷静に判断したり、もう失敗しないぞと前向きにとらえることができます。更に、こうやったらもっと良くなるかもしれないと新しいことを始めていくこともできます。
しかし自己肯定感が低いと、またやってしまった、自分はもうだめだ、どうせまた失敗するんだという風に考えてしまうため、なかなか立ち直ることができず、新しいことを始めていくことにも自信が持てず、躊躇してしまいます。

ある環境因子のために自己肯定感がひどく下げられてしまうことはあります。
そんな時に、元々の自己肯定感が高い人と、低い人とでは立ち直り方に差ができるのです。
このもともと「自己肯定感が高い人」になるためには、0歳から思春期までが重要なのです。

確かにしつけは大事で、しつけを厳しくして、社会のルールをしっかりと覚えさせるのが、日本の国民性かもしれません。
しかし、日本人は世界でもまれなほど自己肯定感の低い国民です。
これは統計的にみても明らかなのです。
しつけをする前に、まずは安定した自己肯定感です。
自己肯定感があって初めてしつけが身につくのです。
自己肯定感を持てないまま、人に服従することだけ身につけていったら、自分を主張することができなくなってしまいます……それは心配ですよね。

そしてしつけをするときに怒るのはなぜでしょう。
恐怖をもって従わせるためではないでしょうか?
つまりこれでは支配になってしまいます。
従わせるのではなく、なぜそれが必要なのかを説明して教えていけば良く、一度で分からなくても何度も教えていけばできるようになっていきます。

安定した自己肯定感は、赤ちゃんの時から形成されていきます。
赤ちゃんは自分の欲求にストレートで、お腹が空けば泣きますし、眠くなったら泣きますし、寂しかったら泣きますし、おむつが濡れて気持ち悪くても泣きます。
泣けばすぐにママやパパが来てくれますし、そしてすぐに来てくれることで、自分が大切にされていることを知っていきます。
そこに安心感が芽生え、自己肯定感を持つためには安心感が必要なのです。
安心感は自分が大切にされている、必要とされている、愛されていると思えることで生まれていきます。

ですから赤ちゃんの時はスキンシップが大事で、お母さんに抱っこされてすやすやと眠る赤ちゃんは安心しきっています。
いっぱい抱っこしてあげる必要がありますし、泣いたらすぐに抱っこしてあげ、そしていっぱい話しかけてあげましょう。

お話ができるようになったら、忙しくても話を聞くこと、いっぱい一緒に遊んであげることが大切で、話を聞いてもらえないと、自分の話は聞いてもらう価値がないと思ってしまいます。
遊んでもらえないと、自分と遊ぶのが面白くないんだと思ってしまいます。

そして盛大に褒めてあげてください。
褒められることでどんどん自己肯定感は育ちますし、何をしても褒めてもらったことがないと、自分は褒められだけの価値がないと思ってしまいます。

甘えることも大事で、つまり甘えさせることも大切ということです。
充分に甘えることができることで安心感が生まれますし、大切にされている、愛されていると感じることができます。
甘えられる環境があるから子供は自立していくのです。
逆に誰にも甘えられない環境で育ってしまうと、だれも信じられなくなり、誰かに上手に頼ることができなくなります。自分なんかのために、誰かに何かをしてもらうわけにはいかないと思うようになってしまうのです。誰にも助けてもらえないので、新しいことに挑戦していくこともできなくなり、自立心が育たなくなってしまいます。

かんしゃくを起こしたり、わがままを言ったりするときも、気持ちを汲んであげてください。なんでかんしゃくを起こしているのか、どうしてもらいたくてわがままを言っているのか、どんな気持ちなのかを聴いてあげてください。

そして自立心を大切にしてあげてください。お子さんが何かをしようとするのを、取り上げずに我慢強く見守ってあげることが大事です。

そんなことは分かっているけどできない。イライラしてつい怒ってしまうということもあるでしょう。当然です。親だって人間なのですから。わたしだって出来ていません。

それらを知っている事、そしてそれらをやろうとしていることが大事なのです。愛情をたっぷりと注ぎ、お子さんの自己肯定感を育てようとしてくことが大切なのです。

そうすればインナーチャイルドは生まれません。生きづらさを感じずに、のびのびと成長していくことができると思います。

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