約5mmチューブの先端に付いた高性能カメラを口や鼻から挿入し、食道、胃、十二指腸を観察する検査です。
胃内視鏡を行うことで、食道、胃、十二指腸の病気を見つけたり、ピロリ菌の検査や組織検査(組織の顕微鏡検査)などができます。
現在の内視鏡の原型は、1950年に日本のオリンパス社で開発されたもの(ちなみに吉村昭の小説「光る壁画」は、内視鏡の開発に情熱をかける男たちのドラマ)です。
短期間に恐ろしいほど進歩し、今ではかなり早期の胃がんまで発見することができるようになっています。
胃がんは現在も患者数が非常に多く、「早期発見」が大事な病気です。
その原因の多くはピロリ菌の感染です。
定期的に胃内視鏡検査を受け、感染している場合は除菌することで、早期発見と予防が可能です。
このように、胃内視鏡は「定期的に」受けることが大事な検査ですが、つらい検査では受けたくなくなってしまいます。
より多くの人に検査を受けていただき、胃がんを減らすためにも、当院では胃内視鏡検査の「快適さ」をとことん追求しています。