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インフルエンザ

インフルエンザとは

インフルエンザ(流行性感冒)とは、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症(呼吸器による感染症)です。
一般的な風邪(普通感冒)よりもはるかに強い全身症状が出るため、風邪とは分けて考えられています。
季節性(流行性)の感染症で、毎年世界各国で流行しています。
日本を含む北半球では12月から2月頃にかけて流行し、大流行した年には死亡率も顕著に高くなります。
近年の状況を見ると、日本では2018年に3,325人、2017年には2,569人が、インフルエンザによって亡くなっています。
また、アメリカでは、2017/18年のシーズンには4,500万人が感染して6万1,000人が死亡しています。

インフルエンザ

インフルエンザの症状

インフルエンザに感染すると、平均2日(1~4日)の潜伏期間を経て、急激な全身症状が現われます。
咳、鼻水・鼻づまり、喉の痛みなどの症状に加えて、発熱、筋肉痛、関節痛、頭痛、倦怠感などの症状が、風邪(普通感冒)よりもはるかに強く出ます。
特に発熱は、高熱になることも多く、頻度の高い症状です。
発症から5日ほどは強い症状があり、その後徐々に落ち着いていきます。
また、合併症として気管支炎や肺炎、中耳炎、急性脳症などがあります。
特に高齢者の重症肺炎は、合併頻度も死亡率も高く注意が必要です。
その他、慢性肺疾患の人、心不全など心臓の持病がある人、糖尿病や肝臓、腎臓病の人、肥満、妊娠中や産後の人なども、インフルエンザが重症化しやすい「ハイリスクのグループ」として、注意が必要です。

インフルエンザの感染経路・診断

インフルエンザの感染経路には「飛沫感染」と「接触感染」があります。
飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみなどの飛沫を吸い込むことで起こります。
接触感染は、感染者が触った物(つり革やドアノブなど)を触り、その手で自身の目や鼻、口に触れることにより起こります。
インフルエンザの流行シーズン中は、感染源をたどれないことが多いため、症状からインフルエンザを疑えば、医療機関で検査を行います。
ただし、身近にインフルエンザの人がいて、濃厚接触者に高熱がみられれば、感染していると考えてまず間違いありません。
その場合、検査も不要となります。
当クリニックでのインフルエンザの検査・診断は、迅速抗原検出キットで行います。
鼻や喉から綿棒を入れ、ぬぐった粘液を用いて測定し、5分以内で結果が分かるというものです。
発熱から6時間ほどで陽性を示すようになります。
ただし、インフルエンザの人全員が陽性になるわけではありません。
患者さんの家族にインフルエンザの人がいるなど、症状から感染が明らかであれば、検査結果が陰性でもインフルエンザとして治療を行います。

インフルエンザの治療

インフルエンザと診断を受けたら、抗インフルエンザウイルス薬による薬物療法と、高熱や鼻水などの症状を緩和させる対症療法を行います。
抗インフルエンザウイルス薬はウイルスの増殖を抑え、症状が軽くなる時期を約1日ほど早めます。
発症から48時間以内に使用する必要があります。
経口薬(飲み薬)、吸入薬、点滴薬があり、一般的に外来で使用するのは経口薬か吸入薬です。

主な抗インフルエンザウイルス薬
経口薬
吸入薬
点滴薬

インフルエンザの特徴はその感染力です。治療とともに、二次感染の予防が重要となります。
咳エチケットに気を配るなど家族への感染も防ぎつつ、身体のためにも、流行を防ぐためにも発症から5日間かつ解熱後2日間(幼児は3日間)は仕事や学校をしっかり休んで自宅療養します。
公共機関を用いての移動も避けるようにしましょう。

インフルエンザの発症・重症化予防

インフルエンザの発症・重症化予防にはワクチンの接種が有効です。
ワクチンはウイルスに対抗する抗体を体内で作成するためのもので、流行する前に接種を済ませておくとより効果的です。
インフルエンザは11月の終わりから徐々にみられるようになり、本格的な流行は1~2月になります。
13歳以上は原則として1回、13歳未満は2回接種を行いますが、10~12月頃にかけて(13歳未満は1回目の)ワクチンを接種することが推奨されます。
通常、接種の2週間後から血液中の抗体が増え始め、4週間ほどでピークに達します。
インフルエンザウイルスは大きくA型とB型(その他、感染力の弱いC型)に分類され、流行中に突然別の亜型への変異を起こします。
そのため、その年に流行するインフルエンザが予測され、それに合わせたワクチンが作られます。
ワクチンの接種は、「感染を抑える」ものではなく、感染した後のウイルスの増殖を防いで「発症を抑える」ものです。
その効果を示す有効率は20~30%程度といわれています。
しかし、重症化率や入院率、死亡率を抑え、国民の多くが接種することで流行を和らげることができるため、ワクチンの接種は、インフルエンザの予防にとって非常に重要です。

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