前回からの続きです。

サイモン・シネックはリーダーシップにはどうしても必要なものがあると言います。

それが「why」です。

リーダーシップには自分の「why」を持つ必要があるのです。

サイモン・シネックが提唱するGolden Circleというものがあります。

三つの同心円で、一番外側にwhat(何を)があり、その内側にhow(どうやって)があり、そして中心にwhy(なぜ)があります。

リーダーシップをとるためには、この中心のwhyから始めることが重要だというものです。

もちろん、何をどうやって始めるかも大事ですが、最も大事なのはなぜ始めるのかということであり、それがなければ人々はついて来ないというのです。

さて、クリニックのリーダーである院長になる私にとっての「why」はなにか。

それは考えるまでもありませんでした。

人は誰かのために一生懸命に動くときに幸福を感じます。

「他者貢献」こそが幸福であると心理学者であり精神科医でもあるアドラーも言います。

「他者貢献」することにより人は自分の居場所を確保、確認でき、自己肯定感を持てるようになり、幸福を感じるようになるのです。そう、人は人のために何かをすると、犠牲を払ってでも何か嬉しい気分になれるものです。

外来で一般内科や心療内科を行っていき、不安でいっぱいの顔で来院された患者様が、診察を重ねるたびに少しずつ笑顔に変わっていく。

本当に親身になって真剣に診察を行っていけば、患者様から心からの感謝の言葉をいただける。

中には先生に会えてよかったとまで言ってくれる患者様もいます。

それが嬉しいのです。どんなに忙しくてもそんな患者様の笑顔に出会えれば報われるのです。

だからクリニックを訪れた人みんなを笑顔に変えていきたい。

心と身体を健やかにして気持ちよく帰宅してもらいたい。

私の子供たちが育ったこの街の人々を、そんな健やかな笑顔の人でいっぱいにしていきたい。

これが、私がクリニックの院長をしていく「why」です。

人は他者貢献により幸福を感じることができるのですから、人に親身で親切でありたいと思っている人はたくさんいるはずです。

そんな人たちであれば想いを共感できます。

そんな仲間と一緒に「横浜つづきクリニック」を創って行きたいと願っています。

そして、そんな仲間であれば、助け合い、お互いのために働いていると感じられるチームが作れると思います。

勇気をもって前進し、常に新しく変化できるチームが創って行けると思います。

「リーダーシップ」は私にも必ずとれます。

この想いをもとに、やさしさに溢れた素敵なクリニックを創り、

チームワークを大事に一人一人真摯に向き合っていきます。

ここには優しい者しかおりません。

お気軽にお立ちよりください。