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HSP

HSPとは

「HSP」とは、highly sensitive personの頭文字をとったものです。
人一倍、敏感な人あるいは繊細な人と訳され、非常に感受性が強い気質の人のことを指します。
また、HSPの子どもを「HSC(highly sensitive children)」といい、米国のエレイン・アーロン博士が1991年から研究を始めて提唱しました。
HSPは病気ではなく、生まれついての気質で、うつ病や適応障害の人たちの中にはHSPが少なくありません。
HSPは、その特性のため生きづらさを感じていることが多くみられます。
相手の気持ちを深読みしすぎて、自分の考えを言えなかったり。
冗談を冗談と受け止めらなくて、必要以上に傷ついてしまったり。
周りに機嫌の悪い人がいると、とても気になってしまったり。
何に対しても気を使いすぎてへとへとになりますが、人一倍疲れていても、自分に対する評価が下がってしまうことも気にするため、頑張ってしまいます。
自分だけが損をしている感じがするものの、それを誰にも言えずにストレスをどんどんため込んでいってしまうのです。
生まれつきの気質は変えることができませんし、病気ではないので治療をするものでもありませんが、HSPの特性を知り、大切にしていくことで、今までよりも前向きに生活できるようになります。

アーロン博士の提唱するHSPの特性(DOES)

アーロン博士はHSPの特性について以下の4つをあげ、それぞれの頭文字を取って「DOSE」と呼んでいます。

①Depth of processing=深く考えて処理する
・あらゆることを想定する
・考えてから行動するため、物事を始めるのに時間がかかる
・軽はずみな行動はしない
・浅はかな人を理解できない
・人の言葉の意味を深く捉える
②Overstimulation=刺激に対して反応が大きい
・大きな音が苦手
・人混みが苦手
・ささいな言葉にも傷つく
・驚きやすい
・人と会うと疲れる
・痛みに弱い
③Empathy and emotional responsiveness=感情移入して共感しやすい
・誰かが怒られていると、自分のことのように感じてしまう
・映画や本の内容に共感して感動して泣くことが多い
・人のしぐさなどのサインに敏感で、その人の機嫌が分かる
・動物の気持ちが分かる
④Sensitivity to subtleties=繊細な感覚
・小さな音でも気になる
・ささいなにおいでも気になって気分が悪くなる
・強い光が苦手で薄暗いくらいの方が心地がよい
・チクチクする服などが苦手
・カフェインあるいは薬剤に過敏に反応する
アーロン博士は、4つの特性がそろって初めてHSPであると言っています。
これらの特性を持っていると、ネガティブなところばかりを自覚するようになります。
生活する上では、動揺したり圧倒されるような状況を避けることを最優先にし、短時間に多くのことを抱えると慌ててしまいます。
人の気持ちを先に読んでしまうので、相手と違う意見を持っていても口に出すことができません。
いつも人に気配りをしているので、余計に疲れてしまいます。
このようにして生きづらさを感じてしまうのです。

HSPが元気になるために

●考え方の対処法
HSPは生まれつきの気質で、5人に1人はHSPといわれていますが、やはり少数派です。
そのため、周りからは「細かすぎる」「気にしすぎ」「打たれ弱い」などと言われ、「なんで私って、みんなが普通にしていることができないのだろう」と自己評価を下げてしまいがちです。
もともと物事を深く考えすぎる特性を持っていますから、自己評価を下げ始めるとネガティブな感情にとらわれてしまい、うつ病や適応障害を発症しやすくなります。
HSPは、その特性を知って生活することが大切です。
HSPではない人には、HSPを理解することはできません。
相談したところで分かってもらえず、さらに自己評価を下げてしまうだけでしょう。
自分の特性を知って人と付き合い、仕事を選び、生活していくことが大切なのです。
また、HSPは人の気持ちをくむことが得意で、繊細な対応ができますが、相手も同じような気遣いができるとは限りません。
「自分とは違うのだな」ということを理解して過度な期待はせず、そしてなんでも言葉にしてよく話をすることが大切です。
人に頼まれると断れず、人に何かを頼むのも苦手ですから、小さなことからお願いしたり、断ったりする練習をしていくとよいでしょう。
●仕事の対処法
HSPは何にでもよく気が付いてしまってそれを放っておけず、しかも良心的でまじめな人が多いので、中途半端な仕事ができません。
その上頼まれた仕事を断ることも苦手なので、損な役割を負わされてしまいます。
そして、周囲に機嫌の悪い人がいると緊張するし、怒られている人のことまで気になってしまい、心が苦しくなります。
一つの仕事に対していろいろなことに気付き、すべてのリスクに対処していくので、どうしても効率が悪かったり、複数のことを同時にできなかったりします。
それよりも、一つのことを丁寧に深く考えながら行う方が得意なのです。
しかし、当然ですがその分、仕事の質は高く、リスクを回避できるので、大きな落とし穴に落ちることが少なくなります。
効率が悪いことやマルチタスクができないことで自己評価を下げるのではなく、仕事が丁寧でリスク回避能力も高い自分を逆にほめてあげてもよいくらいです。
そして、これからは行うタスクを一つに決めて、それを丁寧にやっていけばよいのです。
●環境の対処法
HSPは生きづらさを感じ、へとへとになりながらも頑張っています。
息を切らして歯を食いしばって、頑張って、頑張って……。その結果、気が付いたときには身体に鉛を背負ったような重みを感じて思うように動けなくなっています。
朝、仕事の支度をしなくてはならないのに布団から出られなかったり、理由もないのに涙が出てきて止まらなくなったりすることもあります。
それは体だけではなく、心が疲れている証拠です。
心身のために休憩することや、ときには逃げ出すことも必要ですが、そうなる前に対策を取っておくことがより有効です。
周囲から刺激を受けすぎないように、環境を調整していきましょう。
まずは、単純に物理的な刺激を和らげる工夫をしていきます。
五感が鋭すぎる人が多いわけですが、その中でも強弱がありますので、自分が普段どのような刺激に悩まされているかを思い返してみます。
視覚や聴覚、触覚などの刺激が強すぎるものは、日常生活で物理的に防御されるようにするだけで、ずいぶん楽になります。
伊達メガネやサングラス、ヘッドホン、肌に優しい服などを取り入れてみましょう。

HSPのすばらしい気質を生かそう

HSPは、そうでない人が持っていない、次のような能力があります。
・感受性が豊かで、直観が鋭い
・人の良いところを見つけるのが得意
・ささいなことから喜びを感じられる
・物事に人一倍感動し、人の幸せを心から喜ぶことができる
・人の話を丁寧に聞くことができる
・深く考えることが得意
・人が気付かないことに気付き、改善することに長けている
・良心的で真面目、決して無責任なことはしない
・困った人がいると助けずにはいられない
このようにHSPは、実はすばらしい気質でもあるのです。
自分の特性を知って、安心していられる環境にいてのびのびと仕事をしていけば、すばらしい成果を発揮するはずです。
自己否定はやめて、ありのままの自分に誇りを持ちましょう。
たくさんの強みがあるのですから、それを生かせる環境で自由に全力を出していけばよいのです。
自分のやりたいことを抑圧せず、心の声に耳を傾け、大切にすることで幸せに生きていくことができます。

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